ネット署名にたくさんの方がたの賛同

署名

 6月8日からはじまった、愛仁会千船病院パワハラ裁判での公正判決を求めるネット署名。まだ10日経過した段階で740名の皆さまの賛同が集まっています。
 病院でのパワハラを許さないために、さらに多くの皆さまの賛同をお願いします。

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●病院内でのパワハラを皆さんの力でやめさせてください●

2025年6月17日
愛仁会千船病院パワハラ裁判を支える会

 大きな支援団体もなく、少数の仲間だけでがんばってきた裁判ですが、はじめたばかりのネット署名に、たちまち670名の見知らぬ皆さまからの賛同署名がよせられました。
 署名を呼びかけたときは心細かったので、胸がいっぱいです。ご賛同に心より感謝申し上げます。

【ふざけたパワハラ対応に直接の制裁手段はない】

 病院内でのパワハラは、どれほど悲惨な結果になっても、最終的に対応すべき病院権力者への制裁手段が存在せず、患者も病院を頼るしかないので抑止が効きません。
 しかし、病院でのパワハラを放置しておけば、内部では力関係がものをいう状態が強化され、必要不可欠な協力体制(チームワーク)が機能しなくなります。医療事故の7割はコミュニケーションエラーだという研究結果があります。(日本産婦人科医会ホームページより)
 提訴されている社会医療法人、愛仁会グループは、高槻病院、千船病院、豊中愛和会、井上病院、明石医療センター、介護施設など数々の医療関連施設を運営する、職員約6,500名の巨大医療インフラです。愛仁会ハラスメントガイドブックには「職員が安心して相談しやすい体制を構築していきます」と記載があります。

【愛仁会グループは反省する様子なし】

 しかし、愛仁会グループは千船病院でのパワハラを「すべて認めていく」「会社がそれを証明する」「あなたがしんどいのは皆わかってる」と、原告(被害者)に説明しておきながら、裁判でもそんな事実はないと否定しました。そして裁判に提出された録音記録で発言した事実が露見してなお、パワハラがすべて認められていたというのは「原告の邪推」であり「論理の飛躍」であると主張するなど、反省する様子はまったくありません。
 愛仁会グループは高い倫理を標榜し、信頼を売りにしていながら、内情は制裁のリスクがない中でみずから定めたハラスメント規定すら守ろうとしていないのです。
 不正は組織体質と言われています。この件もそう言われてもしかたないと思います。

【口封じこそ最高の加害環境】

 これ以上、パワハラ隠しが病院の成功体験として積み上がる状況を、やめさせてほしいと思っています。病院内部の力だけでは、裁量権による仕返しが怖くて身動きがとれません。何も言えない環境は、無用な待ち時間から重大なものまで、たとえ何の被害に遭っても、気づくことすらできない状態を作ることになります。
 医療機関が、力関係によって心理的恐怖を覚える、死にたくなるような危険な場所とならないように、病院に行くのに録音など考えなくても良い、信頼できる病院を、私たちの手で作れるようにしたいと思っております。
 厚かましいお願いで恐縮ですが、これからも愛仁会千船病院パワハラ裁判のネット署名を一人でも多くの方がたに伝えていただきますようお願いいたします。
 このたびはご賛同いただき、力が伝わってまいりました。心より感謝申し上げます。

●愛仁会千船病院パワハラ裁判。ネット署名サイト●
https://chng.it/Fz8xwWXz5Z