7月末、山紀会(山本第三病院など)は訪問介護部門を支えてきた組合の支部委員長の配置転換と人員削減、訪問介護部門の縮小・閉鎖の方向を一方的に通告してきました。ケアワーカーズユニオン山紀会支部を支える会は、山紀会支部の”重大な決意で闘う”決定を全面的に支持して、ともに闘うために「緊急声明」を発表しました。
== 緊急声明 ==
法律を無視した配置転換と訪問介護事業所の縮小・閉鎖は許せません!
重大な決意をもって、山紀会支部とともに闘います!
2024年8月8日
ケアワーカーズユニオン山紀会支部を支える会
11年間にわたり、経営者による組合つぶしの攻撃が続いてきた、大阪市西成区の社会医療法人山紀会(山本第三病院など)では、労使間の取り決めや労働委員会のたび重なる命令を無視して、訪問介護事業所の一方的な縮小・閉鎖が強行されようとしています。
山紀会の介護部門、やまき介護すてーしょんは、訪問介護、デイサービス、グループホームを運営してきましたが、7月末、法人は「訪問介護の今後について」という文書を一方的に送りつけ、山紀会支部長である訪問介護部門の責任者の配置転換と人員削減を通告し、訪問介護部門は「(収支の改善がなければ)2025年5月末をめどに閉鎖となる」と表明しました。
すてーしょんの訪問介護部門は、責任者として支えてきた支部委員長ぬきに成り立たちません。法人のねらいが訪問介護部門の閉鎖と組合の解体にあることはあきらかです。
組合はこの間、労使間の事前協議約款にもとづき団体交渉を求めてきました。前回の団交で組合の要求を「持ち帰る」とした法人が、今回、一片の業務連絡で強行を通告してきたことは、労働組合と労働組合法を無視し、労働委員会のたびかさなる命令にも耳を貸さない暴挙です。
こんな暴挙が許されれば、弱い立場の労働者保護を定めた労働組合法、正常な労使関係のための労働委員会制度は根本から崩壊してしまいます。
さらに今回の通告は利用者のことを一切考えないものです。法人税を免除され地域貢献が求められる社会医療法人として、山紀会には10年以上利用する方をはじめ慣れ親しんだ高齢の利用者が、これからも安心して介護を受けられるよう経営する責任があります。
ケアワーカーズユニオン山紀会支部はすでに、「支部長の異動案は絶対受け入れない」「事前協議、申し入れ、労働委員会調査を無視して強行するなら重大な決意で闘う」ことを確認しています。支える会は山紀会支部を全面的に支持して、支部長の配置転換を撤回させ、高齢者が安心して介護を受け続けられる、責任ある介護事業の確立のために支部とともに闘います。
・労働組合法、労働委員会制度を無視した配置転換と、訪問介護部門の縮小・閉鎖を撤回してください!
・責任ある社会医療法人として、山紀会は地域の利用者がこれからも安心して介護を受けられるよう、介護部門を存続する責任を果たしてください!
局面は緊迫しており、皆さまには、今後さまざまな支援のお願いをすることになります。
仲間の皆さんが、重大な局面をむかえた山紀会支部の闘いに関心を持ち、これからも絶大な支援をお寄せくださるよう心から訴えます!
●激励先 ケアワーカーズユニオン FAX 06-6180-7444
●抗議先 山紀会本部理事長室 FAX 06-6659-8283 山本第三病院 FAX 06-6652-9553