=山紀会に訪問介護事業所を閉鎖させないで=
11月22日、東京と大阪の介護労働者、介護保険制度を考える団体でつくる「介護崩壊STOP! 対政府交渉実行委」が行う財務省・厚労省との交渉に参加した山紀会支部を含む上京団は、厚労省に対して「山紀会に訪問介護事業所を閉鎖させないでください」という3,800名の署名を提出しました。
Change.org の署名ならびに配布した署名簿にご協力いただいた皆さん、大変ありがとうございました。
厚生労働大臣 武見 敬三 様
厚生労働省 様
大阪市長 横山 英幸 様
大阪市保健所 様
1. 厚生労働省は、ただでさえ廃業・倒産が相次ぐ訪問介護事業を、社会医療法人ならしっかりと支えるように指導してください。
2. 大阪市は、社会医療法人が組合つぶしのために訪問介護事業所を閉鎖するようなことがないよう、こんな横暴を強行するのをやめさせてください。
ネット署名数
3,244
紙署名数
556
(2024年11月20日現在)
■よびかけ団体■
ケアワーカーズユニオン(福祉・介護・医療労働者組合)
おおさかユニオンネットワーク
ケアワーカーズユニオン山紀会支部を支える会
やまき介護すてーしょんを支える女たちの会(準備会)
社会医療法人山紀会に高齢者介護を支える訪問介護事業所を閉鎖させないでください!
私たちは、大阪市・西成区で、一人暮らし、認知症、障がいのある利用者の生活を全面的に支えている介護職員が入る労働組合・ケアワーカーズユニオンです。山紀会では医療・介護職員の労働条件の改善、働きやすい職場づくりのため、訪問介護やデイサービスなどの女性介護職員を中心に、2013年11月、労働組合が生まれました。
しかし、山紀会は組合拠点の職員に対し、パワハラや嫌がらせを何年も行ってきました。2020年のコロナ禍のときには、労働組合側は「労使が争うのではなくともに対策を取ろう」と求めましたが、山紀会は拒否。組合活動に対して損害賠償請求訴訟などを行いました。
労働組合は、労使紛争の仲裁機関である労働委員会へ10件以上も申立を行い、先ほどの訴訟も含め山紀会の不法行為が認められ、山紀会に多くの改善命令が出されました。それでも山紀会は態度を改めず、今度は労働組合の拠点職場である訪問介護事業所の閉鎖を通告してきました。現在、訪問介護事業所の閉鎖について労働委員会へ申立を行っていますが、山紀会は労働組合との話し合いを無視したまま、訪問介護の人員削減、異動、閉鎖を強行しようとしています。あまりの無法さに、「ケアワーカーズユニオン山紀会支部を支える会」やおおさかユニオンネットワークが支えてきました。
訪問介護の職員は女性が多く、介護技術だけではなく、生活の知恵や、臨機応変の対応が求められる極めてスキルの高い職種です。経済状況、家庭環境、身体状況に合わせ対応し、また社会制度なども利用し、他職種と連携しながら介護を行わなくてはなりません。利用者の暮らしと命を支える上で、非常に重要な業務を行っています。
山紀会による組合攻撃は、医療・介護職としての本分である地域医療・介護に大ダメージを与えています。長年にわたって培われてきた西成地域の介護資産である山紀会の訪問介護がこのままでは潰されます。在宅介護にとって訪問介護はなくてはならない命綱です。
1.厚生労働省は、ただでさえ廃業・倒産が相次ぐ訪問介護事業を、社会医療法人ならしっかりと支えるように指導してください。
2.大阪市は、社会医療法人が組合つぶしのために訪問介護事業所を閉鎖するようなことがないよう、こんな横暴を強行するのをやめさせてください。
厚労省交渉の様子
大椿ゆうこさん、ありがとうございました。