初心表明
介護労働者組合 やまき会分会
2013/11/6
私たちは、毎日、高齢者や介護が必要な人の暮らしを手伝う仕事をしている。
私たちは利用者さんの身体を洗い、トイレを手伝い、オムツを交換し、着替えを手伝い、汚れ物を洗濯し、身の回りを掃除し、夜間帯に介護したり、飯を炊き、限られた食材でおかずを作り、自分で食べられない人には食事の手伝いをし、会話をしたり、一緒に笑ったり泣いたりする。利用者さんと関わった後は、カルテや書類を作ったり、苦情の電話に出たり、お金の管理をしたり、業者に電話をしたり、営業したり、汗水垂らして職場のトイレを磨き、自分も磨く。
毎日が忙しく、とにかく慌ただしい。ただただ、利用者さんとの時間は格段と楽しい。でも、かといって、自分の生活にとって充分な給料ではない。自分の仕事量に見合った給料でもない。子どもができたとか、結婚するといって転職する仲間もいる。
人はみんなで生きているから、助け合いも必要だし、我慢も必要なのはわかる。
でも我慢には、我慢できることと、できないことがあると思う。
我慢できないことは、何年たっても上がらない給料だったり、
賃金にもならない残業だったり、上司からの無謀なパワハラだったり、
むかつくセクハラだったり、休憩も取れずに働いたり、
なにかにつけて赤字だと言われたり、非正規雇用だからといって不平等だったり、
ある日突然、職場の仲間が異動したり、クビになったり。
もう、我慢できないことは我慢しない。人の善意につけこんだピンハネはもう我慢しない。おかしいと思うことは、おかしいと言う。もう、ひとりで上司と交渉する必要もない。みんなで交渉して、解決できる道をみんなで探す。もう、ひとりで抱え込まないし、悩まない。
だから、みんなで労働組合を作りたいと思う。楽しくて、みんなで助け合える組合を作りたい。本当に自分にとって、利用者にとって、地域にとって、必要な介護をする為に。
やればできるし、想えば叶う。
以上